燃える雑記置き場
随分とブログから遠ざかっておりまして、閉鎖も念頭に入れてはいますが…いくつかのメモは残しておきたいところなので、もうしばらくお目見汚しを。
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畑ペンギンさんの記事を読んで、ふとタイトルのようなことを思いつきました。
もちろん、畑と森林とでは比較しようの無いくらい環境は異なりますが。植物のもつ、種子散布の戦略は何のためなんでしょう?

[ Janzen-Connellの仮説]とは

簡単に説明すると、
(重力散布種子だと特に)母樹の近くにより多くの種子が散布される。
一方で、親個体の周りにはその種特異的な捕食者や病害生物の影響を受け、実生の生存率は低くなる。もちろん、親個体による被陰の影響もあるのだろうが。
種子散布密度曲線と実生の生存率の二つの曲線を図示したのが下の図になる。

jchypo.gif


ここで、種子散布密度に実生生存率をかけてできる赤い曲線が、更新曲線。
母樹の近くでは散布される種子は多いが、死亡率が大きいため更新はされない。一方で、母樹から離れれば実生の生存率は上がるが、散布される種子はごく僅かである。
稚樹の更新は、ある程度母樹から離れた、しかし離れすぎない位置に成立すると言うのがこの仮説の結論。

詳しい説明は、菊澤先生のHP講義資料「森林植物繁殖学第5部(PDF)」に、引用文献なども記載されていますので、そちらを。
ちなみに、このHPはいつまで公開されるのでしょうかね~。ここではかなり勉強させてもらっていますが、移転or閉鎖されやしないかちょっとビクビク。




種子散布の意義とは?
作物の連作との大きな違い、それは森林が世代の重複した集団であること。
親個体の周囲が必ずしも更新の適地ではない。世代交代周期が長いために、病原菌などが蓄積しやすいだけでなく、光環境の問題からも。かといって、遠い場所にやみくもに飛ばせばよいというわけでも。
近年セーフサイトの研究や、Janzen-Connellの仮説を立証するための研究がなされている。気になるのは、それプラス、堅果の質などの問題。
大きい堅果と小さい堅果、また豊作年と並作年、どういった年のどの性質を持った堅果が生き残るのか? そのときの遺伝子型は? それをどういった方向に持っていくのが、その種?or個体にとってより適応的と言えるのか?

まだまだ、この分野も勉強しないとね~。
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コメント
この記事へのコメント
植物の繁殖の戦略っておもしろいです。

畑の連作障害を自然をお手本に、紐解こうとおもうんですけど、どーもしろーとには難しい。(+_+)
2005/11/04
(金) 22:50:53 | URL | 畑ぺんぎん #-[ 編集]
あらら。
実はこの記事、畑ペンギンさんの記事
http://yasaikoubou.cocolog-nifty.com/norakara/2005/11/post_3e39.html
を読んで、それで書こうと思ったんですよ。記事をアップして、さてー、コメントしに行こうかなぁ~って思ってたら… コメント先越されてしまいましたね。
2005/11/04
(金) 23:24:47 | URL | 燃海 #LfSnBEJ6[ 編集]
あやや、これはクロスカウンターというやつでしょうか。

チゴゆりなどは、地下茎で繁殖するさい、固体の密度なんかも考えてるみたいなところもあり、自然のくみたての妙を感じたりします。

調和ってすごいですよね。
2005/11/05
(土) 23:31:35 | URL | 畑ぺんぎん #-[ 編集]
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