燃える雑記置き場
随分とブログから遠ざかっておりまして、閉鎖も念頭に入れてはいますが…いくつかのメモは残しておきたいところなので、もうしばらくお目見汚しを。
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卒論のテーマを決めるとき、モミ(樅;Abies)をやってみないか?と冗談で進められたことがあります…

まぁ、御覧のとおり、コナラ属を現在は研究していますが。

そんな私、燃海は今、もみじの花に夢中になっています!!

よく観察すると、非常に魅力的なんですよ。

たまたまサンプリング中に見たイロハモミジ、一つの個体内におしべだけを持つ雄性花と、おしべとめしべ両方を持った両性花が混在して咲いていた。

DSCN0834.jpg 左上が雄性花で右下が両性花

イロハモミジの雄花↓と、   雌花↓。
DSCN0838.jpg DSCN0832.jpg

雄花はよく見ると、内側に白い花びらが隠れていた。7~8本の雄しべをもつが、それぞれの葯の裂開の時期にはズレがあるのか?
もう花粉がこぼれている葯と、まだ赤い葯とが混在。

両性花の子房には、すでに翼(プロペラ)が発達し始めている。また、雌花が受容期になっているが、雄しべの葯はまだ開いていない。多くの植物同様、一つの花の中でも雌期と雄期に。

よく調べると、カエデ属の多くの樹種がこのような雄性雑居花であるらしい。
そして面白いことに、イタヤカエデではその雄性花と両性化の割合は、半々のものもあれば、ほとんど雄性花ばかりのものがいたり、個体によって大きく異なる*1。この種では両性化におけるおしべは退化し、痕跡程度で機能していないらしい… んで、なんと、個体によって雌性先熟であったり、雄性先熟であったり*2!!!

おもしろいねぇ~。
いろいろ空想して楽しんでおりました。

いや、自家不和合性かどうかだけ確認しておきたかった…


このような魅力を知っていれば、名に負わば…と、研究テーマに選んでも良いのだが。。。

遊びでいろいろ実験してみるか?
*1. 道上祐司, 水井憲雄, 菊沢喜八郎. 1989. イタヤカエデの開花・結実特性について. 日林北支論37. 30-32.

*2. 水井憲雄. 1990. 林床に2年間埋土した広葉樹種子の発芽力. 日林北支論38. 38-40.
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コメント
この記事へのコメント
いろんな花が混じって咲くのですか。カリンだって、雄花だけのと、両性花とありましたよ。他にもあるかもしれませんね。
2007/04/19
(木) 21:54:14 | URL | kazuyoo60 #-[ 編集]
>kazuyoo60さん
そうですね、すぐには挙げられませんが、このような雑居花は多くの種で見られます。
雄としての機能と、雌としての機能が、どのように配分されているのかが興味あるところです。
2007/04/23
(月) 21:12:14 | URL | 燃海 #LfSnBEJ6[ 編集]
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