燃える雑記置き場
随分とブログから遠ざかっておりまして、閉鎖も念頭に入れてはいますが…いくつかのメモは残しておきたいところなので、もうしばらくお目見汚しを。
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久々に土日と遊びほうけたため、今日はメールやここの作業に追われています。
そう、休みボケです。
筋肉痛は昨日がピークで、まだ大丈夫と若さを実感した反面、今日も気だるさを引きずってしまった、ダメダメ管理人です。

そうそう、そのメールで新事実発見!!
gotoさんがBlogをはじめられていた(8月から)!!!!
goto_note
もう17件も投稿されてますね。
ふふふ、さっそくお気に入り登録~。

さてはて、
まずは先の記事における、ささみのたたきさんからのコメントに対する返信を記事にします。

業務時間外に、福井合宿の様子をアップできたらなと思っています。


1.(質問)他家受粉,自家受粉および無受粉の人工交配を行ないと書いてありますが、それぞれの検体数はいくつですか?

堅果の数で言えば、各処理区それぞれ100個以上の雌花を供試しています。多いもので一つの処理区300個の雌花を用いたものも。(年度内ではほぼ同数になるよう配慮) 
繰り返し数と言うか、交配袋にだいたい5~20個の雌花が入っていて、そうした交配袋が10袋弱、樹冠にテキトーに配されています。雰囲気はこの記事の写真で掴んでいただけたら幸いです。
一方、母樹の数は少ない。各年、2個体は確保していますが(年によって3個体と4個体の年もある。)…毎年4個体くらいできたら良かったのにね。さすがにそれは、人手が足りません。

2.(個人的興味)2000年,2005年,2006年に人工交配って書いてありますが、空白の2001-2004年は何を意味するんですか?

2000年は2コ上の先輩(セカンドオーサー)のデータです。
自分が行なった交配は2005年と2006年です。2005年は凶作、2006年は並作年と、堅果生産に大きな差があるため、この2年のデータだけでは比較が難しいと考え、過去のデータも含めて堅果生存を検討して見ました。

3. (質問・指摘)結実率は、年によって7.8%から45.6%まで変異し、ってかいてありますが、これは同じ個体ですか?やっぱり生態のデータ評価は難しいですね。
ちなみに変異じゃなく、変位でなくて?


同じ個体です。さらに言うなら、同じ家系においてもこのような差が見られます!!要旨(400字)に書けるデータが限られるため、これらの表現が不足したことはどうしようも…(T_T) 発表でこれらのデータの質に疑問が出ないような発表を心がけたいですね。
指摘、アリガト。

4.(個人的興味)このような研究は、どのような雑誌に投稿されるのですか?

どうしようね~(^^ゞ
邦文なら、林学会誌、林木の育種とかでもいいんですが、もう少しデータを増やして(堅果を解剖し、胚珠の発達を観察したのとか)、生態系の雑誌やSexal Plant riproductionといった、繁殖に関する雑誌に載せるのも目標にしたいです。

5.(指摘)要旨の中に、おどろいたことに、と書かれていますね。この研究の背景がわからないから何ともいいにくいんですが、
おどろいたことに、という表現は、今までの考え方を覆すような現象と確実な証拠・確信がないかぎり(それも超最先端技術・研究を駆使して証明した証拠)使わない方がいいと思いますよ。


先生にもいわれた…(T_T)
何がすごいかって、コナラが無駄な(受精していない)堅果をわざわざ2ヶ月近くも維持するってこと。
他の解剖学てき研究で、受精する時期は受粉から約一ヵ月後と報告されています。その研究では他家授粉のみで、堅果落花については触れられていない。本研究は無受粉、自家授粉についても詳細に堅果の生存を追うことにより、受精後も、7月下旬までこれら堅果が生存することを明らかにした。
今までの研究では、コナラの堅果の途中落下は、この無授粉や受精していない堅果を振るい落とすのが目的と考えられてきた。
一方、自分のデータでは、堅果の途中落下は、(7月上旬まで)交配の様式に関係なく起こることが明らかになった。
どう考えても、受精していない堅果をその時期まで持っていることは、資源的に無駄に思える。受精直後に受精の有無を確認し、発達の見込みが無い堅果を振るい落とした方が、あったまええ様に思えるんだけどね。
もちろんこれに対する自分の仮説はいくつか用意してあるよ!!
それを語ったら、ボスがオモロイって食いついてくれたんですよ。ま、証明するのはドクター取ってからにしてくださいと念を押されましたが(^^ゞ
それら仮説を含め、2ヶ月も無受精堅果を維持することを強調したかったんです。はい、言葉遣い、気をつけます・・・
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コメント
この記事へのコメント
いやぁ
こんな事細かに、説明してもらって恐縮です。
ありがと。
すごく大変な実験であると第一印象をうけました。検体数を聴いて、肉体的も精神的にもたいへんやなーと感じます。

>自分のデータでは、堅果の途中落下は、(7月上旬まで)交配の様式に関係なく起こることが明らかになった。
どう考えても、受精していない堅果をその時期まで持っていることは、資源的に無駄に思える。受精直後に受精の有無を確認し、発達の見込みが無い堅果を振るい落とした方が、あったまええ様に思えるんだけどね

の内容は、私のような素人でも食いつきます。
とてもおもしろそうです。
私も、植物は相当頭がいいと思っています。だから、堅果を落とさない理由は他にあるんじゃないかと思います。

私なりの仮説
1)鳥や虫に対するカモフラージュ
受精した堅果をまもるために、わざと未受精のものも残し、受精した堅果すべてたべられないように絶対量を増やす。

2)受精・未受精を認識システムがない
これは、あまり植物にとって好都合ではない

というように、私の仮説は1)です。
2006/09/04
(月) 19:42:06 | URL | ささみのタタキ #-[ 編集]
>ささみのタタキさん
さすがは鋭い!!

1)の仮説、もちろんコナラの堅果(ドングリ)の場合、鳥による被害はまず無いけど、虫害はどの発達段階でも報告されています。特に、7月前まではタマバチによる被害など。私もこの仮説を考えていましたよ。
これら無受精の堅果を残しておくことは、プレデターに無駄打ちをさせると言った面で、かなり適応的であるのかも知れない!!

もう一つ自分が考えていたのは、コナラはこうやって無駄な堅果を保持していても、淘汰されるほど不利ではない。
これは、先の記事の堅果のサイズの推移を見て欲しいのですが、堅果の急激な発達は無受精堅果を振るい落とすのと同時期に起こる。それまでの成長はゆっくりなのに。
カロリー換算でもしてみないと分かりませんが、ここの時期までが、資源利用においてマイナス収支にならないポイントだとも考えられます。
ちなみに、この時期、コナラの養分貯蔵器官である子葉の発達がおこる。

また、落ちると言う面から考えると、離層が形成されて…という順になると思いますが、胚が発達できる受精している胚珠はそのまま水分を吸って成長を続ける一方、無受精胚珠はそれ以上の養分、水の移動が起こらないために、離層形成が進むとも考えられます。
ささきさんが言う、仮説2)に近いですかね。この時期にならないと、無受精堅果と受精している堅果との区別が付かないと。

私の考えでは、何らかの面において適応的であるために、その形質が残っている(その形質が現在見られる)と言うのではなく、それら形質が淘汰されるほど非適応的でなかったから、そういった形質が残っているのだと、捉えています。
後者の場合、証明が難しいけど。
2006/09/04
(月) 20:11:42 | URL | 燃海 #LfSnBEJ6[ 編集]
いやあ、まさに植物生理学
なるほど、エネルギー収支の問題か。これは私は不勉強だったので、そのような考えは思いつきもしなかった。いやはや、おもしろいです。

ぜひ、ドクターとってから証明してくださいな。
これは、ロマンだね。

O社は是非この研究に協力しますよ。
ただし、NEDOプロジェクトになってしまいます
2006/09/04
(月) 20:30:53 | URL | ささみのタタキ #-[ 編集]
>ささみのタタキさん
そぉいや~、O社、負けましたね。え?話題古いって(^^ゞ
ちなみに、三重のどこら辺なん?ま、これはケイタイの方へ返信でええが…
あと、9/13に京都にいたりすんの??Plant Cell なんちゃら。
2006/09/04
(月) 21:19:20 | URL | 燃海 #LfSnBEJ6[ 編集]
いやあ、その日は京都にいませんわ。

三重の亀山市ですよ。名古屋から一時間くらいのところ。しかーし、その前に、愛知県春日井市の工場で半年くらいは実習ですよ。

O社は負けました。しかたないっす
2006/09/04
(月) 21:45:32 | URL | ささみのタタキ #-[ 編集]
>ささみのタタキさん。
ビバ現場!!研修期間ですねぇ~。そういやぁすずきさんもそうやったっけ。
そこら辺でも集まってみたいのぉ。
2006/09/05
(火) 16:09:22 | URL | 燃海 #LfSnBEJ6[ 編集]
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