燃える雑記置き場
随分とブログから遠ざかっておりまして、閉鎖も念頭に入れてはいますが…いくつかのメモは残しておきたいところなので、もうしばらくお目見汚しを。
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植物が、光合成するに必要以上の過剰な光を受けた場合、反応中枢タンパクの破壊などの光障害を受ける可能性がある。
この光阻害を緩和するメカニズムの一つとして、キサントフィルサイクルが挙げられる。

このキサントフィルサイクルとは、ゼアキサンチン(Z)―アンテラキサンチン(A)―ビオラキサンチン(V)の一連のサイクルで、チラコイド膜上に存在する色素タンパクのこと。

通常、暗所や弱光下ではほとんどがV。
日中光が当たり光合成が行なわれると、ストロマ内にはH+が蓄積され、そのとき、最適pHが5.2のビオラキサンチン脱エポキシターゼが働き、VがA、そしてZにまで変換される。このA+Zは過剰な光を熱として放出する役割がある。

また、日没後夜間にかけては、ゼアキサンチン・エポキシターゼが働き、ZやAをVへとまた変換する。
(ゴメン。俺にはこんくらいにしかキサントフィルサイクルを説明できない… 詳しくは、例えば、林学会誌Vol.86 No.1 48-53の総説を読んでいただきたい)

こういったサイクルが日々行なわれているわけですが。

例えば、夜間に光合成を測定しようとしたときに、このZ+Aが変換されずに残存していれば、最大光合成速度の測定には向かない??

このような、時計遺伝子というよりかは、生理的なメカニズムによって時間周期が測られていることもあり、野外の実験ではどの影響が効いているのか判断するのは難しいと言いたかったのです。

キサントサキクルのほかにも、このような光合成に関わるサイクルはあって、それらは遺伝子の発言というより、もっと単純な(pH勾配であったり)シグナルでリズムを刻んでいる…

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コメント
この記事へのコメント
確かにねー
キサントフィルサイクル以外にも、water-waterサイクルとかあるしね。

私がこういうのも悪い気がするけど
我々が測定できる生理現象ってのは、統合された複雑なシステムの一端を見ているのであって、決して一つの事象だけでこれだ!って断言できないっすよね。

たとえば、私の研究は、実験系の単純化から実験を始めています。これは当然データをだすコツではあるけど、単純化の方法によっては、もみさんがいったように元の生理現象を説明できるなくなってしまいますよね。
だから私のようなBiochemistryとかmolecular biologyの視点の論文ってのは、実際に樹木や植物体を評価されている方にとっては、横暴なところもあるんだろうなーと感じています。
2006/08/29
(火) 21:29:42 | URL | ささみのタタキ #-[ 編集]


それは同じく感じます!

だからこそ、遺伝子や発現、それを実験室内で生育した植物について比較といった実験系を組んだとしても…
実際の野外の現象を説明する、決定的な解は得られない。一可能性を提出したに過ぎないのかなぁ…
もどかしいね。
2006/08/29
(火) 21:38:34 | URL | 燃海 #LfSnBEJ6[ 編集]
もどかしくとも、それは人類にとって重要な一歩だ!
2006/08/29
(火) 21:46:51 | URL | ささみのタタキ #-[ 編集]
まぁ、そうもなるけど。
科学ってものの性質が、『こうすれば、こうなる』というよりも、『こうなるのは、このためだ』という説明が多いことによって、そうなって…
う~ん、うまく説明できん。
2006/08/29
(火) 23:19:23 | URL | 燃海 #LfSnBEJ6[ 編集]
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