燃える雑記置き場
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博士論文研究テーマ

コナラの繁殖成功における遺伝分析に関する研究
 コナラは温帯の二次林を代表する樹木として、日本に広く分布している。コナラは近年役割が重要視される里山の森を構成する主要な樹種であるとともに、シイタケ原木や材としての利用も高く、木材資源としても重要な役割を果たしている。このため、コナラの更新や繁殖に関連する要因について遺伝子的解析を行うことは、森林生態系の保全と森林資源の有効活用の両方に利用できる重要な知見が得られることが期待される。また、コナラによって得られた情報は、同属、近縁種においても応用が可能と考えられる。
 コナラを含むナラ類では近縁種間での交雑親和性が報告されており、自然界でも種間雑種が報告されている。一方で自家受粉による結実はほとんどなく、自家不和合性の性質を持つと考えられている。この生態学的なバリアーのメカニズムは、コナラ属においては未だ解明されておらず、どの時期にどこで起こっているかの詳細な研究もなされていない。
 コナラ属のほとんどの種は、花の数に対して果実の割合が低いことが知られ、この直接的な原因は、受粉の不足、生殖に対する資源投資の不足、遺伝的な欠点、不都合な気候、捕食者などによるものとみなされている。しかしながら、それぞれの原因を見分けることは困難であるため、先の研究においてはそれぞれの影響は概算されていない。また、花の開始から花粉管の伸長、受精、胚形成について観察した多くの報告があるが、やはりこのバリアーがどの段階でおこっているかについての研究はされていない。
 コナラの雌花には受精前1つの子房の中に6つの胚珠が存在するが、堅果として生長するのはそのうちの一つだけである。本研究ではこのことに着目し、この時期に起こる接合子間の選択または競争についてDNAマーカーを用いて解析を行う。この時期の遺伝分析に加え交雑実験を行うことにより、受精前、受精後の配偶者選別を明らかにすることを目的とした。
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